きゃ~!この有様は何??
もちろん、泥棒ではなく、リョーマの仕業。
事務所のシュレッダーの中身を全部ぶちまけてくれました。
前々から狙っているのは知っていたけど、とうとう機会を与えてしまった。
大活躍後のリョーマはとっても満足げでした。
これは、夜の話。
人生山あり谷ありで、夕方には大きな試練がリョーマを襲っていたのです。
楽しく裏庭で砂遊びをしていたときのこと。
「かーかぁ~」という、世にも情けないリョーマの声が。
近づいてみると、ひざから下は水浸しの泥まみれ、服にはコケや泥、藻がいっぱい。藻?なぜ?
口の周りも砂だらけだし、二の腕には擦り傷が・・・
「どうしたよ!」
「ここ、落ちたー」
指差したのは庭の横を流れるドブ。
すごくおかしかったんだけど、ここはやっぱ笑うとこじゃない!
クチを引き締め、
「そっかー、痛かったねー、自分で登ったんだ、がんばったねー」
と、いい子いい子してあげると、とたんに泣き出しました。
でも、落ちたときに泣かないで、ちゃんと自力で這い上がるなんて、
いつの間にか、たくましくなったんだな~。
ちなみに、リョーマがこのドブ(正確には農業用水路兼ドブ)に落ちたのは2度目です。